桃・酒・麺・昔菓子。福島の“もらって嬉しい”手土産15選
浜・中・会津の三地域が育む多彩な味。定番菓子から実用品まで、配りやすさも意識して編集しました。
三万石|ままどおる
バター香る生地でミルク餡を包んだ郡山の顔。ひと口でミルクのコクと優しい甘みが広がり、コーヒーにも緑茶にもするりと合います。冷やすと生地がきゅっと締まり、違った表情に。個包装・常温で配りやすく、子どもから年配まで世代不問。まず“外したくない”ときの最有力候補です。
かんのや|家伝ゆべし(くるみ)
もっちり薄皮にくるみ餡を包んだ会津由来の銘菓。醤油と砂糖の調和が奥行きを生み、香ばしい胡桃が後口を引き締めます。温めると香りがふわっと立ち、冷やすとねっとり。季節の箱も端正で、目上への贈答にも安心。個包装の安定感は“職場配りの要”です。
柏屋|薄皮饅頭(こし/つぶ)
“日本三大まんじゅう”に数えられる老舗の看板。しっとり薄皮に、品よく炊いた餡がたっぷり。甘さはすっきりで、緑茶はもちろん浅煎りコーヒーにも好相性。日持ちタイプや生菓子タイプが選べ、用途を問わず使い分け可能。迷ったらまずコレ、の王道です。
三万石|エキソンパイ
洋風パイ生地でこし餡と胡桃を包み、香ばしく焼き上げた郡山の定番。さく・ほろと崩れる層に、餡のしっとりと胡桃の歯ざわりが重なります。温めればバターの香りが際立ち、冷やすときりり。紅茶にもウイスキーにも寄り添う“甘の万能選手”。
喜多方ラーメン(生麺/乾麺セット)
多加水の平打ち縮れ麺に、豚骨×煮干しの澄んだ醤油スープ。もっちり麺の“啜る快感”が格別で、家で作っても満足度が高いのが魅力。常温ボックスは持ち帰りやすく、家族みやげの満足枠。焼豚やメンマを足せば、お店気分が整います。
白河ラーメン(生麺/スープ)
手打ち風のコシとスープのキレで知られる白河系。醤油の香りが立ち上がり、脂は軽やか。喜多方と食べ比べると麺・香りの違いが一目瞭然。常温で扱いやすく、ラーメン好きへの“通なセット”として重宝します。
いかにんじん(醤油漬け)
細切りスルメと人参を醤油だれで漬け込んだ郷土の常備菜。噛むほど旨みが染み出し、白ご飯にも日本酒にもぴったり。少量瓶やパウチで配りやすく、冷蔵庫での持ちも良好。甘いものが苦手な相手にも自信を持てる“実用品”です。
会津山塩/調味塩
温泉水を焚き上げた希少な塩。角が取れたまろやかさで、にぎり・天ぷら・ステーキの仕上げにひと振りで味が決まります。小瓶で軽量、常温の“甘くない最強ギフト”。料理上手な人ほど違いが伝わります。
会津漆器(箸/小皿)
艶やかな塗りと軽やかな手当たり。日常使いできる箸・豆皿は価格も手頃で、甘いものが苦手な相手へ最適。箱入りの所作も美しく、海外ゲストにも評判。長く残る“記憶に残る土産”です。
檜枝岐そば(裁ちそば)
山深い里に伝わる力強い蕎麦。風味が濃く、冷やしでも温でも存在感が際立ちます。乾麺・半生で常温OK、贈ってからもゆっくり楽しんでもらえるのが利点。山椒や辛味大根と合わせれば、さらに香りが立ちます。
酪王|カフェオレ&関連スイーツ
福島県民のソウルドリンク。濃厚ミルクにコーヒーの香りがやさしく重なり、プリンやクッキーなど派生菓子も人気。常温菓子は配りやすく、ドリンクは保冷で“ご褒美枠”。世代を超えて話が弾む一品です。
あんぽ柿(干し柿セミドライ)
とろりと柔らかく瑞々しい食感が特徴の伊達名産。自然な甘みが上品で、チーズやヨーグルトとも好相性。化粧箱は進物に映え、個包装は職場配りに便利。季節限定ゆえ“出合えたら嬉しい”特別枠です。
桃スイーツ(ゼリー/コンポート)
“くだもの王国ふくしま”の代表格。果肉の香りを閉じ込めたゼリー、艶やかなコンポートは冷やすだけで主役デザート。小瓶アソートは見栄え抜群で、季節外でも“福島らしさ”が伝わります。
会津地鶏カレー/親子丼の素(レトルト)
旨み濃い地鶏の出汁が効いた“ごちそう常備菜”。温めるだけで食卓が一段上がり、忙しい日の強い味方に。常温で扱いやすく、家族みやげの“ハズさない”選択です。
福島の地酒(純米のミニボトル)
全国新酒鑑評会の常連県。果実のように香る華やか系から食中に寄り添う旨口まで、幅広さが魅力です。ミニボトルの飲み比べは贈り姿も楽しく、甘いものが苦手な相手に“確実に喜ばれる”一本。
まとめ|福島は“昔菓子×麺×実用品”を桃と酒でまとめる
- 昔菓子の安心感:ままどおる・薄皮饅頭・ゆべしは世代不問の王道。
- 麺の二枚看板:喜多方×白河で“食べ比べ”の楽しさを演出。
- 食卓力:いかにんじん・山塩・檜枝岐そばで日常を底上げ。
- 果実と季節:桃ゼリー&あんぽ柿で季節感と華やぎを両立。
- 甘くない受け皿:会津漆器・地酒で“通好み”もきっちり拾う。


